サンプルです

埼玉県

面積 3,798km2(全国39位)
人口 約721万人(全国5位)
人口密度みつど 1,899人(全国4位)

月別平均気温 / 降水量

月別平均気温 / 降水量
熊谷市 くまがやし


県花


サクラソウ
(昭46.11.5指定)

県鳥


シラコバト
(昭40.11.3指定)

県木


ケヤキ
(昭41.9.5指定)


都道府県豆知識ちしき

  • 位置と概要
  • 地形と自然
  • 気候
  • 産業
  • 観光
  • 県名の由来
  • 境界線の策定にまつわる話
  • 県庁所在地について
  • なんでもお国自慢

位置と概要がいよう

埼玉県は,関東かんとう地方の中央部に位置する内陸県である。北は群馬ぐんま県と栃木とちぎ県,茨城いばらき県,東は千葉ちば県,西は山梨やまなし県と長野ながの県,南は東京とうきょう都にせっしている。

平野が県全体の約3分の2をしめ,多くの家やビルが建てられている。特に県の南東部は東京につながる人口密集地域で,東京のベッドタウンとして知られる。人口は全国5位,人口密度は全国4位である。東京へ通勤つうきん・通学する若者わかものが多く住んでいるため,県民の平均年齢へいきんねんれいは低い。

地形と自然

埼玉県西部には関東山地の一部である秩父ちちぶ山地があり,その山の間に秩父盆地ぼんちが開けている。秩父山地を水源すいげんとする荒川あらかわが,県の中央部を南に流れ,北部の群馬県境けんざかいには利根川とねがわが流れている。県の中央部には,関東ロームそうばれる火山灰かざんばいにおおわれた台地やおかが広がっている。

気候

埼玉県は太平洋たいへいよう側の気候で,夏から秋にかけて降水量こうすいりょうが多く,気温もかなり上がってむし暑い。ぎゃくに冬の間は雨が少なく,乾燥かんそうした「からっ風」がふき,晴れの日が続く。西部の山間部は,冬に気温が下がり,暑さと寒さの差が大きい内陸せいの気候になっている。

産業

産業別人口の割合わりあいは,第一次産業1.7%, 第二次産業23.5%, 第三次産業67.5%。第三次産業で働く人の割合が最も多く,第一次産業である農業で働く人の割合は非常ひじょうに少ない。

昭和しょうわ30年当時,県の産業は農業が中心で,工業といえば春日部かすかべ市や越谷こしがや市のきりタンスや加須かぞ市のこいのぼりなど,いわゆる地場産業が主であった。しかし,高度成長期の昭和33~35(1958~1960)年に入ると,工業化が急激きゅうげきに進んだ。その理由として,埼玉県が過密化かみつかした京浜けいひん工業地帯から近く,交通の便がよいこと,広くて平らな土地があること,水にめぐまれていることがあげられる 。埼玉県には,電気機器や自動車・金属きんぞくなどの組立工場が進出し,大宮おおみや市・深谷ふかや市・川越かわごえ市・狭山さやま市などには,大規模だいきぼな工業団地がつくられた。現在げんざい,工業出荷額しゅっかがくや,大都市向けの野菜の生産高は,全国の上位をしめている。

観光

荒川上流の秩父ちちぶ地方には,谷などの美しい自然が残っている。国の天然記念物である長瀞ながとろでは,川下りが有名である。また,荒川にそって走る秩父鉄道のSLに乗って風景を楽しむ観光客も多い。秩父神社などの伝統でんとうある神社も多く,秩父三十四ヶ所観音かんのんめぐりをする人々の姿すがたも見られる。

県名の由来

「埼玉」には,サキタマ,サイタマという二通りの読み方がある。サキタマという読み方は,奈良なら時代の正倉院しょうそういん文書では「前玉」,万葉集まんようしゅうには「前玉」や「佐吉多万」と書かれ,使われている。サキタマとは,幸福をあたえてくれる神「幸魂」(サキタマ),あるいは水辺のそばの地形という意味を表しているといわれている。 のちの平安へいあん時代にできた「和名抄わみょうしょう」という辞書じしょでは,郡名は「佐伊太末」,郷名ごうめいは「佐以多万」と書かれ,「さいたま」と読ませている。このように,県名は「サキタマ」からしだいに「サイタマ」に変わったと考えられる。

境界線きょうかいせん策定さくていにまつわる話

明治めいじ4(1871)年の廃藩置県はいはんちけんによって,県内には14もの県が誕生たんじょうしたが,やがて,荒川をさかいに埼玉県と入間いるま県の2つに統合とうごうされた。明治6(1873)年,入間県は,群馬県と合併がっぺいされていったん熊谷くまがや県となったが,明治9(1876)年にふたたび埼玉県の一部となり,現在げんざい県域けんいき確定かくていした。

県庁所在地けんちょうしょざいちについて

埼玉県の行政ぎょうせい機関が集中する浦和うらわは,昔は東京わんのおくにある小さな集落であった。その名前は,湾が曲がりくねっているという意味の浦曲うらわに由来する。県庁が置かれた明治めいじ4(1871)年当時,浦和は発展はってんがおくれていた。 しかし,関東大震災かんとうだいしんさいをきっかけに東京都からの移住者いじゅうしゃえ,しだいに町は発展した。平成へいせい13(2001)年,県庁所在地は,浦和市・大宮市・与野市が合併がっぺいして誕生たんじょうした「さいたま市」にかわった。

なんでもお国自慢じまん

埼玉都民

首都東京に近い埼玉県の南部や東部の地域ちいきには,他の都道府県からのわかい労働者が多くうつり住んでいる。この地域では大規模だいきぼ住宅じゅうたく団地やマンションなどが建設され,都市化が急速に進んでいる。移り住んだ人々の多くは,東京へ通勤つうきん・通学するため,「埼玉都民」とばれることがある。

なんでも日本一

  • 自転車ペダルの生産量世界一(所沢市)
  • 秋冬ねぎの収穫しゅうかく量日本一
  • 全国で唯一ゆいいつひらがなの名前の県庁所在地(さいたま市)
  • ドレッシングの購入こうにゅう金額きんがく日本一
    (さいたま市 平成へいせい23~25年平均へいきん 都道府県庁所在市別ランキング)
  • スポーツクラブの使用量日本一
    (さいたま市 平成23~25年平均 都道府県庁所在市別ランキング)